第三話 大誤算


どうも、ノアで一番年下の田中君です。

それでは早速、この前の続き 第三話 「大誤算」をお送りします。

 

とにかく模試でとんでもない点数をたたき出してしまった高3の田中少年。

しかし、そのころの僕の性格はイケイケドンドン、自信満々のナルシストボーイでした。しかし、今思うとその性格は、慢心を生みやすくなるけれども、何かを成し遂げるには、根拠のない自信や勘違いは大きなウエイトを占めると実感しています。

そんな私にある一冊の参考書との出会いが起こります。

「E判定からの逆転勉強法」という本です。

この本を読んだときに私の体には稲妻がほとばしり、激震しました。

「こ、こ、これだあ。。。。」

当時の心の声です。

その本は、具体的に何をどう勉強すればいいのかが書かれていて、塾や予備校に通えなかった私にとっては救世主とも呼べる存在でした。

しかし、ここが当時の私の弱点でもありました。

その本には、受験までの日数を3で割り、序盤、中盤、終盤で勉強法を変えていくといったものでした。

この綿密な過程を経てこそ、この勉強法は成立するのですが、この本を読んだことに満足してしまい実行は計画通りにはいかず、最終的には序盤を終えたところで、受験を迎えてしまいました。

 

高3の夏に戻ります。

人間というものは不思議なもので、今までしてこなかったことをするだけで、自分はすごく努力しているんだ!という気持ちになってしまうものです。

そんな時に、その勘違いを訂正してくれるのが予備校の先生であったり、塾の先生だと思うのですが、私には現実に引き戻してくれる人がおらず、大口ばかりをたたき、9月に部活を引退するまでにはほとんど勉強していない状況でした。

しかし、当時の私は努力しているんだと思い込み、ツイッターで絶対に合格するとほざいたり(このツイッターがのちに大学のサッカー部の先輩の目に留まり、それきっかけで先輩に声をかけてもらえるというメリットもありましたが、、、)、俺はこの高校のホープだと本気で思っていました。

今思えば恥ずかしいばかりです。

おそらくこの時期の私の勉強時間は1日に多くても2時間、全くやらないという日も多かったです。

得意だった英語の勉強をして終わり、他の教科には手を付けないという毎日でした。

8月に受けた模試の判定はもちろんE判定、滑り止めだと思っていた大学もすべてE判定でした。

しかし、着実に点数は上がっており、点数も伸びているし問題ないと思っていました。

模試の結果は、(成績用紙を捨ててしまったので覚えている範囲ですが、)英語が110/200ぐらい、他は5割にも届かない点数でした。

そして部活を9月に引退し、ここから真剣に勉強と向き合うぞと思われた矢先、私の心にある変化、そして浪人時代にもつながる大きなイベントが起きます。

 

今日はここまで。。。

また第4話も頑張って書こうと思います。究極に暇だよという人は是非読んでください。

次のブログは、鳥取のホープ、山根君にお願いします!